失楽園〈堕天編〉 ルシファー、今や地獄に落ちたサタンの野望? ルシファーの軍勢は慄然としてたじろぎ、一時止まりましたが、後からはさらに恐ろしい御子が迫ってきます。やむなく、天の端の一角から身を躍らして下方へ飛びおりざるをえません、地獄へと。
失楽園〈堕天編〉 ルシファーの軍勢、御子の凄まじい力の前に呆然自失に! ルシファーの軍勢はことごとく萎えはて、血気もかれはて、ただもう疲労し、困憊し、勇気も意気もなく、たおれ伏すのみ。しかし、御子の方はまだその力の半分も出していないのです。
失楽園〈堕天編〉 御子の出撃。頑な性根を崩さないルシファーの軍勢 御子は、幾千、幾万の聖徒の大軍にまもられて、前へ、前へと燦然と輝きながら出撃して行きました。また、左右に半々に分かれた二万に及ぶ神の戦車が進撃してゆきます。
失楽園〈堕天編〉 全能の神の独り子、いよいよ天使間アルマゲドンに出陣! アルマゲドン2日目にして混沌を極め、今や天国は荒れ放題。しかし、これこそが全能の神の意図でした。この状態を救う役割を独り子に与えるためだったのです。そして3日目の朝、独り子は全能の神の武器を身につけ出陣します。
失楽園〈堕天編〉 ルシファーの武器に神の軍団、反撃する!神の深慮とは? ルシファーの武器に壊滅状態の神の軍団も、反撃に出ます。互いに山そのものを投げつけるその有り様はまるで地獄絵図。このままでは、天そのものが荒廃してしまいます。しかし、今までのことすべてが、全能の神の深慮によるものでした。
失楽園〈堕天編〉 ルシファーの新兵器が火を吹く。全能の神の軍団、壊滅か⁉︎ 悪魔の新兵器が火を吹くと、全天は焔に包まれ、吐き出された濠々たる煙で、真暗になってしまいました。全能の神の軍団は、ただもう幾千、幾万となく倒れ伏すだけです。
失楽園〈堕天編〉 ルシファーの新兵器、姿を現わす。 ルシファーの軍勢は一夜にして、悪魔の新兵器を造り上げました。ルシファーは、新兵器を立方形の隊形の中に隠しました。さらに、敵の軍団からは新兵器が見えないように上にも密集部隊で覆っていたのです。
失楽園〈堕天編〉 ルシファー、新兵器を考案する ルシファー、初日の敗北の理由は全能の神側の武器の優秀さにあると訴えられます。しかし、ルシファーの頭の中には、すでに新兵器の構想がありました。ルシファーの部下は、それを聞くと元気を取り戻します。
失楽園〈堕天編〉 ルシファー、初日の敗北に屈せず、仲間を言い含める! 初日の敗北は明らかですが、ルシファーが屈することはありません。また、得意な詭弁ともいうべきその語りで、仲間をいい含めます。しかし、それは、ルシファー自身、己を鼓舞しているです。
失楽園〈堕天編〉 堕天使ルシファーを襲う、 大天使ミカエルの一撃 ミカエルは、一挙でほうむり去ろうと、激しい勢いでその剣をふりおろしました。ルシファーはその剣を剣で受け止めましたが、剣は真っ二つに切断されてしまいました。
失楽園〈堕天編〉 堕天使ルシファー vs 大天使ミカエル。戦い寸前。 (ウリエル)ミカエルとルシファーの戦いを言葉で語るのは難しい。この地球上で見られるいかなるものに例えたら、このような神の如き極限に近い戦いを、アダム、あなたが想像できるかよくわからない。