創世記12:大洪水後のノアの燔祭と神の契約
ウィキメディア〈ノアとの契約〉
ノアはワシに感謝の気持ちを示すために
祭壇を築いて、獣と鳥を祭壇に捧げてくれたのね。
古いユダヤの言葉で「燔祭(はんさい)」というの。
こう思わなかった!
「しかし、獣と鳥って、どれを犠牲にしちゃったの?
せっかく、オス・メス一つがいを方舟に入れて
救済したのに殺しちゃったの?」
でもね、200日以上もたっているから
方舟の中では、たくさん獣も鳥も子が出来ていたの。
その中から選んだのね。
このへんの事情は、創世記には書いてないわよ。
それで、ノアと契約を結んだね。
地と海の生き物はノアたちの食物となるよって。
また、獣でもなんでも、ノアたちの血を流したら、
そいつに報復してやるとね。
その時に
「肉を、その命である血のままで、
食べてはならない」
とも付け加えたのだけど、あなたたちは
肉の刺身やレバ刺しなど生で食べてるよね。
もう、魚などほとんど刺身で食べてるよね。
ワシ怒って止めさせてもいいのだけど、
まぁ、美味いのだから許してあげてるのよ。
でも、たまにレバ刺しが当たったりもするでしょ。
生食は危ないことは危ないのよ。
ナマはなんでも危ないの!
子ができちゃうでしょ。
おっと話が飛んだ。
「話が飛んだってなんのこと?」
わからなければ、わからなくていいの。
スルー、スルー。
燔祭(はんさい)の後、
ノアが悲しそうな顔して頼んできたの。
「神様、もう仲間や動物や鳥たちが
たくさん死ぬのは見たくありません。
そうななる前に、なんとかしてください。
最悪の事態になる前に注意してください」
だから、ワシも雲の中に虹を表して
「わかった。もう、大洪水は起こさない。
雲が出るときは、虹も現れるようにする。
この虹を見るたびに、
あなたの言葉を思い出すからね」
と、ノアにはっきり言ってあげたの。
でも、後でソドムに劫火を落としてしまったけど。
それはまた、後で話すね。
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