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聖アグネスホセ・デ・リベーラ〈聖アグネス〉

聖アグネスは、純潔・庭師・少女・夫婦・強姦被害者の守護聖人と言われ、カトリックのミサで記念される女性の中で、聖母マリアを除いた7人の中の1人です。

結婚の拒否

291年にローマの上流階級でキリスト教徒の一家に生まれたアグネス。とても聡明な美少女でした。ローマ長官センプロニウスは、アグネスが自分の息子と結婚することを望みました。アグネスは結婚を拒否しました。

すると、長官は彼女がキリスト教徒であると告発しました。アグネスはローマの女神ウェスタ(かまど・家の神)に供物を捧げるか、売春宿に行くかの選択を迫られました。が、彼女は、どちらの要求も拒否しました。

伸びる髪と純白の衣服

アグネスの衣服は剥ぎ取られ、一糸まとわぬ姿で売春宿へ連れていかれました。が、天使が彼女の髪を伸ばしため裸の身体は足まですべて隠されました。さらに、天使は純白の衣で、アグネスを被いました。

13歳のアグネスの殉教

しかし、アグネスは火刑に処されることとなりました。士官は火を起こしましたが、アグネスを焼くことはできず、彼女は火の熱さも感じることはありません。その後、士官はアグネスの身体を剣で突き刺すことを命じ、アグネスは喉を刺され殉教しました。

ローマ皇帝ディオクレティアヌスの統治下、304年1月21日のことです。アグネスは、まだ13歳でした。

アグネスの死から数日の後、彼女の墓で祈っていたエメレンティアナという少女が、自分はアグネスの乳母の娘であると主張しました。

エメレンティアナは墓から去ろうとしなかったため、それを非難した非キリスト教徒に石で打たれ殺されました。このエメレンティアナも、後に列聖されました。