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7つの星と燭台を持つ者〈7つの星と燭台を持つ者〉

ヨハネの黙示録 第2章

①エペソの教会への御使に
右の手に七つの星を持つ者、七つの金の燭台の間を歩く者が、次のように言われる。

「あなたのわざと、労苦と、忍耐を知っている」。悪に甘くなく、偽の使徒を見抜いた鋭い目を持ち、名のために苦しみに耐えてきた姿勢は賞賛に値します。

ですが、「初めの愛を失った」という痛烈な指摘が。それは大切な何かを見失った証。「どこから落ちたかを思い起こし、悔い改めなさい」

さもなくば、あなたの燭台は取りのけられるでしょう。ただし、ニコライ宗の教えを憎む姿勢は、神も共に憎んでおられる点で評価されています。

耳のある者は、御霊の言葉を聞きなさい。勝利を得る者には、神の楽園の命の木の実を食べることが許されるのです。

②スミルナの教会への御使に
初めであり、終りである者、死んだことはあるが生き返った者が、次のように言われる。

あなたの苦難、貧しさ、そしてサタンの会堂に属する者たちによるそしりを、すべて知っている。だが実のところ、あなたは霊的に富んでいる。これから試練の時が来る。

ある者は牢に入れられ、十日の間、苦しみに耐えねばならない。しかし恐れてはならない。「死に至るまで忠実であれ。そうすれば、命の冠を与えよう」。

勝利を得た者には、「第二の死」、すなわち永遠の滅びは決して及ばない。信仰を捨てずに立ち続けるあなたに、確かな希望が告げられています。

③ペルガモの教会への御使に。
鋭いもろ刃のつるぎを持っているかたが、次のように言われる。

あなたの住む地は「サタンの座」と呼ばれる場所。そこでなお、信仰を守り、忠実な証人アンテパスが殺されたときにも、その名を捨てなかった。

だがあなたの中には、バラムの教えを受け入れた者たちがいます。彼らは偶像にささげた物を食べさせ、不品行へと導いた。また、ニコライ宗の教えを持つ者もいます。

悔い改めなさい。そうでなければ、剣をもって戦いを挑む」と神は告げます。勝利を得る者には、隠されたマナと白い石、そして受ける者にしかわからない新しい名が刻まれた石が与えられるのです。

④テアテラの教会への御使に。
燃える炎のような目と光り輝くしんちゅうのような足とを持った神の子が、次のように言われる。

あなたのわざ、愛、信仰、奉仕、そして忍耐はすべて見ている。しかも後のわざは初めよりもまさっている。

だが、イゼベルと名乗る女預言者をなすがままにしていることが、重大な問題です。彼女は神の僕たちを惑わし、不品行と偶像礼拝へ導いている。

悔い改めの機会を与えられても、それを拒んだ彼女とその関係者には、大いなる患難と裁きが下される。神は人の心の奥底までも探り知る方です。

しかし、汚れに染まらぬ者には重荷を負わせません。ただ、来る日まで、信仰を守り続けよ。勝利を得る者には、諸国を治める権威と「明けの明星」が与えられるのです。

用語解説

楽園の命の木の実を食べること
永遠の命を得るということ。

イゼベル
イゼベルはバアル宗教を導入して、ヤハウェの預言者を迫害、殺害しました。聖書では、「バアル」は人身供犠を求める偶像神として否定的に描かれ、アブラハムの宗教に対する「異教の男神」で、相対する女神は「アシュタロテ」です。