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聖ラファエラ・マリア・ポラス

1月6日は、カトリック教会で「聖ラファエラ・マリア・ポラス」を記念する日です。

彼女は、表に立つことよりも祈りと謙遜を選び、イエス・キリストの愛に生涯をささげた修道女でした。

大きな苦しみを経験しながらも、静かに信仰を守り抜いたその歩みは、今を生きる私たちの心にも深く語りかけてきます。

聖ラファエラ・マリア・ポラス|プロフィール

  • 名前
    聖ラファエラ・マリア・ポラス/Saint Rafaela Maria Porras y Ayllón
  • 生没年
    1850年〜1925年
  • 出身地・時代背景
    スペイン・コルドバ。19世紀後半は、疫病や社会不安が多く、人びとの信仰と慈善活動が大きな役割を果たした時代でした。
  • 肩書き・役職
    修道女、聖心侍女修道会創立者

聖ラファエラ・マリア・ポラスの生涯

幼少期と家族の信仰

ラファエラは、裕福で信仰深い家庭に生まれました。

父は慈善家として知られ、1854年のコレラ流行の際には、病人の看護に力を尽くしました。しかし、その奉仕の最中に自らも感染し、命を落とします。

この出来事は、幼いラファエラの心に深い影響を与えました。人のために自分を差し出す信仰の姿を、父の生き方から学んだのです。

青年期からの転機

1865年、ラファエラはまだ若くして、イエス・キリストに生涯をささげる決意を固め、私的誓願を立てました。

19歳で母を失った後も、姉ドロレスと共に、村の貧しい人びとを助け、子どもたちに信仰を教える働きを続けます。

悲しみの中にあっても、他者への奉仕をやめなかった点に、彼女の信仰の強さが表れています。

修道生活と修道会創立

23歳のとき、姉と共に修道生活に入りました。1874年にはアントニオ・オルティス・ウルエラ司祭と出会い、霊的な導きを受けながら、修道会創立という大きなビジョンを抱くようになります。

しかし、その司祭は突然亡くなり、計画は大きな試練に直面しました。

それでもラファエラはあきらめませんでした。ホセ・ホアキン・コタリニヤ司祭の助けを受け、1887年、マドリードに「聖心侍女修道会」を創立します。

このとき彼女は、「イエスのみ心のマリア」という修道名を選び、謙遜のうちにイエスの愛に仕える道を歩み始めました。

晩年の苦しみと評価

修道会は世界各地に広がりましたが、ラファエラ自身は誤解や孤独、病に苦しむ晩年を過ごしました。それでも不平を語ることなく、祈りと沈黙のうちに生涯を終えます。

その姿は後に高く評価され、1977年に列福、1988年に列聖されました。

聖ラファエラ・マリア・ポラスの名言・エピソードから学ぶ

信頼できる伝記資料の中で、彼女は「神のみこころにすべてをゆだねることが、真の平和をもたらします」と語ったと伝えられています。

多くを失い、理解されない苦しみの中にあっても、神への信頼を手放さなかった彼女の生き方をよく表す言葉です。

カトリック的ポイント解説

聖ラファエラが大切にしたのは、イエスの聖心への信頼、謙遜、そして祈りです。目立つ行いよりも、神の前に小さくなることを選びました。

この姿勢は、忙しい現代に生きる私たちに、立ち止まって祈り、自分の心を神に向け直す大切さを教えてくれます。

聖ラファエラ・マリア・ポラス|ゆかりの地・教育の歩み

彼女が創立した聖心侍女修道会は、学校や黙想の家を通して世界中で活動しています。

1934年には日本にも伝えられ、東京の清泉女子大学や、鎌倉の小・中・高等学校などで、キリストの愛に基づく教育が続けられています。

まとめ|今日の聖人から学べること

聖ラファエラ・マリア・ポラスの生涯は、華やかさよりも、静かな信仰と謙遜の力を教えてくれます。

愛する家族を失い、誤解や孤独に苦しみながらも、彼女は祈りの中で神に信頼し続けました。

その姿は、思い通りにいかない現実の中でも、神に心を向けて歩むことの大切さを私たちに伝えています。

今日という一日を、少し静かな祈りから始めてみたくなる、そんな聖人です。