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原罪:へびの誘惑創世記 第3章

主なる神が造られた野の生き物のうちで、へびが最も狡猾であった。

へびは女に言った、
「園にあるどの木からも取って食べるなと、ほんとうに神が言われたのですか」

女はへびに言った、
「わたしたちは園の木の実を食べることは許されていますが、ただ園の中央にある木の実については、これを取って食べるな、これに触れるな、死んではいけないからと、神は言われました」

へびは女に言った、
あなたがたは決して死ぬことはないでしょう。それを食べると、あなたがたの目が開け、神のように善悪を知る者となることを、神は知っておられるのです

女がその木を見ると、それは食べるに良く、目には美しく、賢くなるには好ましいと思われたから、その実を取って食べ、また共にいた夫にも与えたので、彼も食べた。すると、ふたりの目が開け、自分たちの裸であることがわかったので、いちじくの葉をつづり合わせて、腰に巻いた。