2月8日は、カトリック教会で「聖ヒエロニモ・エミリアニ」を記念する日です。
彼は、戦いの中で神に出会い、人生の方向を大きく変えた人物でした。
その後の歩みは、弱い立場にある子どもたちへの深い愛と、命を惜しまない奉仕に満ちています。
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ヒエロニモは、ヴェネチアの貴族の家に生まれました。
十五歳から軍隊に入り、若いころは戦いの日々を送っていました。
戦争の中で敵に捕えられ、牢獄に入れられたとき、彼は聖母マリアに必死に祈ります。
その後、奇跡的に脱出する体験をし、神に人生をささげる決心をしました。
一五一八年、ヒエロニモは司祭となりました。
病気に苦しむ人びと、貧しい人びと、身よりのない子どもたちの世話に力を尽くします。
人びとの必要に応じて、イタリア各地に施設を設立しました。
一五三二年、同志とともに「ソマスキ会」を創立します。
特に孤児の養育と教育を大切にする修道会でした。
ここから、多くの子どもたちが希望を見いだしていきます。
一五三七年、ベルガモにペストが流行しました。
ヒエロニモは逃げることなく看護にあたり、自らも感染して亡くなります。
その死は、最後まで奉仕に生きた証しでした。
彼の生涯は、一つの出来事によって人は大きく変わることを示しています。
恐れの中でささげた祈りが、愛に満ちた人生へと導きました。
聖ヒエロニモは、愛は行動によって示されることを教えています。
祈りと奉仕は切り離せないものです。
教会は、彼を身よりのない子どもの守護者としてたたえています。
聖ヒエロニモ・エミリアニは、人生の失敗や恐れさえも、神が新しい道に変えてくださることを示した聖人です。
子どもたちを守るために生き、命をかけて奉仕しました。
その姿は、今も多くの人に希望と勇気を与え続けています。