※本ページにはプロモーションが含まれています。

聖マルガリタ(コルトナ)

2月23日は、カトリック教会で「聖マルガリタ(コルトナ)」を記念する日です。

彼女は若いころの過ちと大きな悲しみを経験しながらも、そこから立ち上がり、神への愛と人びとへの奉仕に生きた女性です。

絶望の底から「聖女」と呼ばれるまでに変えられた人生。その歩みをたどってみましょう。

聖マルガリタ(コルトナ)|プロフィール

  • 名前
    聖マルガリタ(コルトナ)/Margaret of Cortona
  • 生没年
    1247年ごろ〜1297年
  • 出身地・時代背景
    イタリア・トスカーナ地方ラヴィアーノ生まれ。中世後期、都市が発展し、托鉢修道会が広がった時代。
  • 肩書き・役職
    フランシスコ会第三会員、悔い改めの女性聖人

聖マルガリタ(コルトナ)の生涯

青年期からの転機

マルガリタは貧しい農家に生まれました。若いころ、モンテプルチャーノの裕福な男性と関係を持ち、正式な結婚をしないまま共に暮らします。

二人の間には息子も生まれました。しかし9年後、その男性が何者かに殺害されるという悲劇が起こります。

突然すべてを失った彼女は、幼い息子を連れて実家に戻ろうとしましたが、父に受け入れてもらえませんでした。

この出来事が、彼女の人生を大きく変える「回心」のきっかけとなります。

信仰と活動の展開

行き場を失ったマルガリタは、コルトナでフランシスコ会士の助けを受け、深い祈りと償いの生活を始めました。

彼女はやがてフランシスコ会第三会の会員として認められます。第三会とは、修道院に入らずに、世の中で生活しながら福音の精神を生きる人びとの集まりです。

彼女は厳しい節制を守りながら、貧しい人や病人の世話に献身しました。

1286年には、市の支援を受けてコルトナに病院を建て、困っている人びとのために働きます。

若いころの生き方を悔い改め、「償い」と「愛の奉仕」に生涯をささげたのです。

息子も成長し、フランシスコ会の修道士となって神に仕える道を選びました。

晩年と評価

晩年のマルガリタは、祈りの人として尊敬を集めました。

彼女は1297年2月22日に亡くなります。人びとはその聖なる生き方をたたえ、のちに列聖されました(1728年、教皇ベネディクト13世)。

現在も彼女は悔い改めの聖女として親しまれています。

聖マルガリタ(コルトナ)の名言・エピソードから学ぶ

伝えられている言葉の一つに、神のあわれみに信頼する祈りがあります。

「主よ、あなたのあわれみにわたしをゆだねます。」

彼女は自分の過去を隠さず、神の前に正直に差し出しました。

大切なのは、失敗そのものよりも、その後どう生きるかだということを教えてくれます。

カトリック的ポイント解説

マルガリタの生涯で大切なのは回心神のあわれみです。

カトリック教会では、どんな人でも神のゆるしによって新しく生き直せると教えます。

彼女はそれを自分の人生で証明しました。

また、祈りだけでなく、具体的な愛のわざとして病人の看護や病院設立に取り組んだ点も重要です。

信仰は心の中だけで終わらず、行動となって表れるのです。

聖マルガリタ(コルトナ)|ゆかりの地・芸術

イタリア・コルトナには、彼女の遺体が安置されているサンタ・マルゲリータ聖堂があります。

巡礼地として今も多くの人が訪れています。

また、彼女は中世から多くの画家によって描かれ、「悔い改める女性」の象徴として芸術作品にも登場します。

まとめ|今日の聖人から学べること

聖マルガリタ(コルトナ)は、若い日の過ちと深い悲しみを経験しながらも、神のあわれみにすがり、新しい人生を歩みました。

彼女は祈りと節制を大切にし、貧しい人や病人のために働き、病院まで建てました。どんな過去があっても、神はやり直す力を与えてくださるという希望を示しています。

今日という日が、わたしたちにとっても小さな回心の一歩となりますように。