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聖ミカエル・聖ガブリエル・聖ラファエル

9月29日は、カトリック教会で「聖ミカエル・聖ガブリエル・聖ラファエル」を記念する日です。

彼らは人間ではなく、神に仕える天使であり、特別な使命を担っています。聖書の中でそれぞれが大切な役割を果たしており、現代に生きる私たちにとっても大きな意味を持ち続けています。

今日は三大天使の物語を通じて、神の守りと導きの深さを感じてみませんか。

聖ミカエル「神と似た者」

  • 名前
    聖ミカエル大天使/Saint Michael the Archangel
  • 肩書き・役職
    悪に立ち向かう軍隊の指揮者、日本の守護者

戦う天使としての姿

「ミカエル」とは「神と似た者」という意味です。旧約のダニエル書では、イスラエルを助ける天使として登場し、新約のヨハネ黙示録では悪魔に立ち向かう指導者として描かれています。

つまり、ミカエルは神の正義を守り抜く戦う天使なのです。

日本との深いつながり

1549年、フランシスコ・ザビエルが鹿児島に到着して日本にキリスト教を伝えました。その年の9月29日、ちょうど聖ミカエルの記念日に宣教の許可が下りたことから、ザビエルは聖ミカエルを「日本の守護者」と定めました。

ですから、聖ミカエルは日本の信徒にとっても特別な天使なのです。

聖ガブリエル「神の力」

  • 名前
    聖ガブリエル大天使/Saint Gabriel the Archangel
  • 肩書き・役職
    神の使者、通信・報道の保護者

神のメッセージを告げる役割

「ガブリエル」とは「神の力」という意味です。旧約のダニエル書では預言者に神の計画を告げる役割を担いました。新約ではさらに重要な場面に登場します。

まずは祭司ザカリアに、洗者ヨハネが誕生することを告げました。そして最も有名なのは、聖母マリアに救い主イエスの誕生を告げた受胎告知です。ガブリエルは神の言葉を人間に直接伝える使命を担った天使なのです。

現代における守護

ガブリエルは「通信・報道の守護者」とも呼ばれます。人と人とが言葉を交わし、真実を伝える営みを守る天使として、現代においても大切にされています。

情報が氾濫する今の時代だからこそ、正しいことを語り、誠実に伝えるガブリエルの姿は大きな模範となります。

聖ラファエル「神はいやされた」

  • 名前
    聖ラファエル大天使/Saint Raphael the Archangel
  • 肩書き・役職
    癒しと旅の守護者、医療・薬の保護者

癒しをもたらす天使

「ラファエル」とは「神はいやされた」という意味を持ちます。トビト書では、祈りを神にとりなし、人間を助ける存在として描かれています。

また、目の病を癒したエピソードもあり、そこから癒しをもたらす天使と呼ばれるようになりました。

守護者としての役割

ラファエルは旅人や医療関係者、さらにはパイロットの守護者ともいわれます。

旅の安全を守るだけでなく、病気や苦しみにある人々を神へと導き、癒しを祈る存在として信頼されています。

三大天使のカトリック的ポイント解説

三大天使に共通しているのは、「神の力を人々に伝える役割」です。

  • ミカエルは悪に立ち向かう力
  • ガブリエルは神の言葉を伝える力
  • ラファエルは癒しと導きの力

この三つの役割は、現代の信仰生活でも重要です。悪と戦う勇気、真実を語る誠実さ、そして他者を癒す優しさ。これらは神に従う者として大切にしたい姿勢です。

聖ミカエル・聖ガブリエル・聖ラファエル

聖ミカエルのエピソード(ヨハネ黙示録12章7–9節)

「天では戦いが起こり、ミカエルとその天使たちは龍と戦った。龍もその配下の天使たちも戦ったが、勝てなかった。そして天には彼らの居場所がなくなり、大きな龍、すなわち悪魔とかサタンと呼ばれる古い蛇は投げ落とされた。」

この場面は、聖ミカエルが神の軍勢を率いて悪魔と戦い、ついに打ち破ったことを示しています。ここでのミカエルは単なる戦士ではなく、神の正義を体現する守護者として描かれています。

信者にとって、彼は「悪に立ち向かう勇気を与えてくれる天使」として大切な意味を持っています。

聖ミカエル「神と似た者」

聖ガブリエルのエピソード(ルカによる福音書1章26–38節)

「おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる。…見よ、あなたは身ごもって男の子を産む。その子をイエスと名づけなさい。」

これは「受胎告知」と呼ばれる有名な場面で、聖ガブリエルがマリアにイエスの誕生を告げた瞬間です。マリアは驚きながらも「私は主のはしためです。お言葉どおり、この身に成りますように」と答えました。

ここでのガブリエルは神の言葉を忠実に伝える使者であり、人類の救いの歴史に決定的な役割を果たしました。そのため、通信や報道の守護者とされてきました。

聖ガブリエル「神の力」

聖ラファエルのエピソード(トビト記5–12章)

「私は神の御前に立つ七人の天使の一人、ラファエルです。…あなたの父の目の白い膜を癒したのも、あなたがたを旅で守ったのも、すべて神の導きでした。」

旧約続編「トビト記」に描かれる場面です。ラファエルは若者トビアの旅に同行し、捕らえた魚の胆のうで父の目を癒すよう導きます。

正体を明かしたとき、彼がただの旅人ではなく、癒しと旅を守る天使であることが明らかになります。以後、ラファエルは病人や旅人、医療従事者の守護者として敬われてきました。

聖ラファエル「神はいやされた」

まとめ|今日の聖人から学べること

9月29日に記念される聖ミカエル・聖ガブリエル・聖ラファエルは、それぞれ異なる使命を持ちながら、神の力を人間に示す大切な役割を果たしてきました。

戦い、告げ、癒すという三つの使命は、現代に生きる私たちにとっても大切な教えです。困難に立ち向かう勇気、真実を語る誠実さ、そして他者を思いやる優しさ。

三大天使の姿を心に留めるとき、私たちはより深く神に近づき、日々の歩みに力を得ることができます。