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聖ジダコSaint Didacus Saves the Boy Sleeping in the Oven.

11月8日は、カトリック教会で「聖ジダコ」を記念する日です。

彼はスペイン南部の平凡な村で育ち、少年期から「信仰を生きること」を志してフランシスコ会の修道院に入りました。仕事も祈りも、喜びをもって献げたその姿は、今日を生きる私たちにも響きます。

今日は静かにその足跡をたどってみましょう。

聖ジダコ|プロフィール

  • 名前
    聖ジダコ/St. Didacus of Alcalá
  • 生没年
    おおよそ 1400年頃〜1463年11月12日
  •  出身地・時代背景
    スペイン・セビリア王国出身。中世後期、修道会が宣教と弱者支援に力を注いだ時代です。
  •  肩書き・役職
    フランシスコ会平信徒修道士(レイ・ブラザー)、宣教師、修道院長(カナリア諸島)

聖ジダコの生涯

青年期からの転機

ジダコは貧しくも信仰深い家庭に育ち、少年期には司祭のもとで学びながら修道生活に志を抱きました。

後にフランシスコ会の修道院に入り、様々な仕事を喜んで引き受け、清貧(お金や財産に頼らない生き方)と禁欲(欲を抑え、簡素に暮らすこと)を徹底しました。

信仰と活動の展開

1414年という資料もありますが、確実な記録では彼は1440年代にかけて、スペインから離れてカナリア諸島へ宣教師として派遣されました。

そこでは修道院長として共同体を導き、原住民の信仰導きや、日常の働きと祈りを通じて、人々に寄り添いました。

また、本国に帰還後はアルカラの修道院で晩年を送り、祈りと黙想の中で生涯を終えました。

晩年の病や評価

1463年11月12日、ジダコはスペインの修道院にて没しました。

彼の遺体は「腐敗せず、良い香りを放った」といった伝承もあり、カトリック教会で早くから尊ばれるようになりました。

後年、1588年に列聖され、宣教師・平信徒修道者の模範として広く信仰されています。

聖ジダコの名言・エピソードから学ぶ

彼の「直言的な名言」は確認できませんでしたが、以下のエピソードが彼の信仰の核心を示しています。

“Saint Didacus Saves the Boy Sleeping in the Oven”
彼があるとき、かまどの中にいた少年を救ったという逸話があります。司祭のそばで育った彼は、日々の中で「小さき者を見捨てない」行動を実践しました。

また、宣教先で病人の目を油で塗り癒したという伝承もあり、これは「手を差し伸べる信仰」の象徴とも言えます。

これらのエピソードから、「信仰は言葉だけでなく、日々の“働き”によって示される」という教えを受け取ることができます。

カトリック的ポイント解説

彼が大切にしたテーマは、清貧・禁欲・宣教です。財産ではなく、他者への奉仕を通じて信仰を生きました。

そしてもう一つは、弱き者とともに歩む信仰です。カナリア諸島での原住民への働きかけや、修道院での祈りと奉仕の姿勢から、教会が“守るべき民”こそ主の目にあるということを体現しています。

現代の信仰生活においては、彼の生涯が示すように「華々しい行為」ばかりではなく、日常の仕事、黙想、静かな祈り、他者への目配りこそが“聖なる働き”であるというメッセージが響きます。

聖ジダコ|ゆかりの地・書籍・芸術

  • ゆかりの地
    スペイン・サン・ニコラス・デル・プエルト(出身地)や、カナリア諸島(宣教先)、さらにスペイン・アルカラ・デ・エナレスの修道院(晩年の地)があります。
  • 書籍/伝記
    彼の生涯を描いたフランシスコ会関連の伝記があります(例:「The Life of St. Didacus」など)
  • 芸術作品
    スペイン画家 Francisco de Zurbarán による「聖ジダコ」などの絵画で描かれ、フランシスコ会修道士としての人柄や宣教師としての姿が視覚化されています。

まとめ|今日の聖人から学べること

聖ジダコは、聞こえることのない華やかな舞台ではなく、静かな修道院や宣教地での「働き」と「祈り」の中に生きた人です。

少年時代から、どんな仕事でも手を抜かず、清く禁欲を守り、信仰を深め、そして宣教という未知の地へと踏み出しました。彼が示した「日常における奉仕」が、現代の私たちにも響きます。

私たちもまた、忙しい暮らしの中で「小さな親切」「祈り」「静かな献身」を大切にすることで、彼のように信仰を生きる一歩を踏み出せるのではないでしょうか。