9月20日は、カトリック教会で「聖アンデレ・キム・デゴン司祭 聖パウロ・チョン・ハサンと同志殉教者」を記念する日です。
彼らは信仰のために困難や迫害に立ち向かい、命をかけてキリストのあかしをし続けた方々です。
今日はその生涯をたどりながら、「信じるとはどういうことか」を一緒に考えてみたいと思います。
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アンデレ・キム・デゴンは、信仰深い家庭に生まれました。父親も信者で、幼いころからキリスト教の教えに親しんで育ちます。 (pauline.or.jp)
1836年、フランスの宣教師ピエール=フィリベール・モーバン(P.モーバン)神父から洗礼を受け、さらにモーバン神父に勧められて、崔良業(チェ・ヤンオブ)らとともにマカオの神学校で学びました。これにより、西洋の学問、言語(中国語、ラテン語、フランス語など)を身につけます。 (ウィキペディア)
司祭として叙階されたのは1845年、上海でのことです。 (pauline.or.jp)
その後、当時キリスト教への迫害がとても厳しい韓国(朝鮮半島)へ戻り、潜入や秘密裏の活動も含めて宣教活動を続けます。 (ウィキペディア)
信者との連絡を取るために工夫し、人目を避けて「あなたはイエスの弟子ですか?」と小声で問うなど、危険を伴う伝え方を選ぶこともありました。 (cbcj.catholic.jp)
1846年、活動中に捕えられ、ソウルで宣教の罪に問われます。厳しい拷問を受けたのち、26歳で斬首刑に処され、殉教します。 (ウィキペディア)
その後、韓国では1870年までにおよそ2,000人の信者が殉教したと言われています。 (pauline.or.jp)
1984年、教皇ヨハネ・パウロ2世によって、他の102人の同志殉教者とともに列聖され、聖人とされました。 (pauline.or.jp)
パウロ・チョン・ハサン(丁夏祥、チョン・ハサン)は、聖アンデレ・キム・デゴンとともに殉教された信者の一人です。彼を含む同志殉教者たちは、信仰を守るために命を投げ出しました。正確な出生年など細かいプロフィールの情報は限られていますが、彼らもまたアンデレと同じ時代、同じ迫害のもとで共に信仰し、殉教した仲間です。 (pauline.or.jp)
教えられた確かな言葉としては、「あなたはイエスの弟子ですか?」という問いかけが挙げられます。これは伝統的な“名言”として残されている言葉というより、彼が危険をおかしながらも信者と自分との関係を確かめるために使った実際の言葉として教皇フランシスコの講話に出てきます。 (cbcj.catholic.jp)
この問いかけは、ただ「信じていますか?」というよりも、「あなたはイエスの道に従って生きていますか?」という意味を含んでいます。アンデレ・キムにとって、“キリストの弟子であること”とは、目立たずとも忠実に信仰を守り、必要ならば命をかける覚悟をもつことでした。
私たちは普段、信仰を言葉で表現する機会は多くありません。ですが少なくとも、他人の前で信仰を恥ずかしがらない、小さな勇気を持つことはできます。アンデレ・キムは危険な状況でも真実を選びました。私たちも、日常の中で「どのように生きるか」で信仰をあかしすることができます。
聖アンデレ・キム・デゴンが聖人とされたのは、彼が信仰を命がけで守り、宣教に情熱を注いだからです。1984年に列聖され、多くの同志とともに記念されています。 (pauline.or.jp)
彼の生涯は、「小さな声で語る証し」「見えないところでの忠実さ」「倒れても立ち上がる勇気」が信仰の根幹であることを教えてくれます。
私たちは彼のように、信仰を公の場だけでなく、日常や困難の中でも生きる姿勢を持つことができます。困難を恐れず、神の愛の恵みに信頼しながら、「キリストの弟子」として前を向いて歩んでいきたいですね。