8月14日は、カトリック教会で「聖マキシミリアノ・マリア・コルベ」を記念する日です。
彼はポーランド出身のフランシスコ会士で、日本でも宣教活動を行いました。特に有名なのは、アウシュヴィッツ強制収容所で仲間の身代わりとなって殉教したことです。
その生き方は、現代の私たちにも深い問いを投げかけます。
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コルベは信仰深い家庭で育ち、少年時代に聖母マリアの幻視を体験したと言われています。
「純潔の冠」と「殉教の冠」の二つの道を示されたことが、彼の人生の方向を決定づけました。
16歳でフランシスコ会に入り、哲学と神学を学びます。
1918年に司祭となると、ローマで6人の同志と共に無原罪の聖母の騎士会を創立し、聖母マリアへの信心を広めることに力を注ぎました。
帰国後はポーランドで雑誌『無原罪の聖母の騎士』を発行し、爆発的な人気を得ます。
1930年には長崎に宣教拠点と印刷所を設立。日本語の『聖母の騎士』を発行し、多くの人々に信仰と希望を届けました。この拠点「聖母の園修道院」は今も残っています。
1936年に帰国し、ニエポカラノフ修道院の院長に就任しますが、第二次世界大戦でナチスに逮捕され、アウシュヴィッツ強制収容所へ。
ある囚人が脱走した際、報復として10人が餓死刑に選ばれ、その中に妻子ある男性がいました。コルベは「私が代わります」と申し出て、その人の命を救います。
飢えと渇きの中でも仲間を励まし続け、最後は毒注射で帰天しました。享年47歳。
コルベ神父は、ヨハネ福音書15章13節を体現しました。
「友のために自分の命を捨てること、これ以上に大きな愛はない」
この言葉を、極限の状況で行動として示した彼の姿は、「愛とは相手のいのちを優先すること」という真理を証明しています。
聖マキシミリアノ・マリア・コルベは、命を差し出すという究極の愛を実践しました。
私たちも日常の中で、小さな自己犠牲や思いやりを通して、その愛に近づくことができます。
明日もまた、聖人たちの生き方から、新しい光を見つけていきましょう。