12月22日は、カトリック教会で「聖フランチェスカ・ザベリオ・カブリーニ」を記念する日です。
彼女は、海を越えて移民のもとへ向かい、教育や医療を通して多くの人を支えた修道女でした。
行動で示された信仰は、今を生きる私たちにも大切なヒントを与えてくれます。
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フランチェスカは、イタリアの農家に生まれ、幼いころから信仰深く育てられました。
体は小さく、病弱でもありましたが、神に仕える思いは強く、教育の分野で人に尽くす道を選びます。
1874年から新しくできた教育修道会で教師として働きましたが、1880年、その会は解散してしまいました。多くの人が落胆する中、彼女は立ち止まりませんでした。
1880年、彼女は「イエズスのみ心の女子宣教会」を創立します。この修道会は、世界宣教を使命とし、特に貧しい人や行き場のない人に寄り添うことを目的としていました。
修道会はミラノ、ローマへと広がり、1889年には教皇レオ13世の勧めを受け、イタリア人移民の支援のためアメリカへ渡ります。
当時の移民たちは、言葉も通じず、仕事や住まいに困る人が多くいました。フランチェスカは、学校、孤児院、病院を各地に設立し、教育と医療の面から移民を支えました。
彼女は生涯で大西洋を何度も渡り、北米や中南米でも活動しました。
1917年、シカゴで亡くなるまで、奉仕の歩みを止めることはありませんでした。その生き方は高く評価され、1946年に列聖されました。
「神は、行動する人を通して働かれます。」
この言葉は、彼女の手紙や記録に基づく考え方をまとめたものです。祈るだけでなく、実際に動くことの大切さを示しています。
困っている人の声を聞いたら、できることから始める。その姿勢こそ、彼女の信仰の中心でした。
フランチェスカが大切にしたのは、神の愛を具体的な形で示すことでした。祈りと奉仕は切り離せないものであり、学校や病院はその実践の場でした。
現代に生きる私たちも、身近な人を思いやる行動を通して、信仰を生活の中で生かすことができます。
アメリカ・ニューヨークやシカゴには、彼女が関わった学校や病院があります。
また、ニューヨーク州にはカブリーニ修道会に由来する施設が残され、今もその精神が受け継がれています。
聖フランチェスカ・ザベリオ・カブリーニは、移民という弱い立場の人々に寄り添い、行動で信仰を示した修道女でした。
小さな体で海を越え、教育と医療を通して多くの命を支えた姿は、時代を超えて語りかけてきます。
私たちも、身近なところから愛を実践する勇気を学ぶことができます。