アルマゲドンの2日目にして、混沌が極まり、今や天国は荒れ果てています。しかし、これが全能の神の意図でした。
この状態を救う役割を独り子に与えるためだったのです。そして、3日目の朝、独り子は全能の神の武器を身につけて出陣します。
全能の神、独り子に出陣を命じる!
「既に二日が経過した。だから、第三日目はお前に委ねる。
私はそのことをお前のために前から決めていて、この大きな戦いを終わらせる光栄をお前に与えようとして、今まで事態の推移を黙認してきた。
なぜなら、お前以外にはこの大役を果たせる者はいないからだ。私は、お前の中に無限の力と権能を注ぎ込んでおいた。
それは、天国と地獄におけるすべての者にお前の力を知らしめるためであり、やがてお前によって鎮められるはずのこの騒乱こそ、お前が全てのものの世継ぎ、王たるに相応しいことを示す契機であることを示すためなのだ。
だから、お前、いと強き者よ、お前の父の言葉を信じて行け。
私の戦車に乗り、天の大地を揺るがすこの迅速な車輪を駆って、出撃しろ。私の軍勢を引き連れ、強力かつ全能な武器である、私の弓、雷霆と剣をお前の強い腰につけろ。
そして、闇の子らを追い払い、天国のすべての境界から最果ての深淵に墜落させろ。そうすることで、神と、頭に油を注がれた王である救世主を軽蔑することが地獄で十分に学ばれるだろう」
神はこう語った後、その燦然たる光をまっすぐに独り子に投げかけました。輝く父なる神の光をその顔に受けたその姿は、神そのもののような表現を超えるものでした。
神の独り子、決意を持って立ち上がる!
神の独り子が父なる神に言いました。
「ああ、父よ。天における最高の王座に座す者よ。初めから存在する、高く、聖なる、善き者よ。
あなたは、常に子である私の栄光を顕わそうとしておられます。私もまた、当然、あなたの栄光を顕わそうと努めています。
父よ、あなたが私を愛し、私を通じて御意志を達成することは、私の祝福です。これこそが私の栄光であり、栄誉であり、この上ない喜びだと思っています。
あなたの与えられた王権と権力を、私は今、自分のものとします。
いずれこの戦いが終わり、あなたが全てになり、私が永遠にあなたの中にあり、あなたの愛されるすべての者が私の中にいる日が来るとき、喜んでそれらをお返しします。
今、私は、あなたの憎むべき者を憎みます。そして、すべてにおいてあなたの像である私は、あなたの柔和な面と同じように、あなたの怒りも表現できます。
私は今、あなたの御力を身にまとい、叛逆者たちがあなたに服従することが全き幸福であることを示します。
その正しい服従の道から逸脱したルシファーたちを天国から追放し、彼らのために用意された恐ろしい地獄へ追いやりましょう。
その時には、あなたの清純な天使たちが聖なる山を囲みます。そして、心からなるハレルヤと高い讃美の歌を、私を中心にして共に歌うでしょう」
神の独り子はこう言い、王権の上に身を屈めた後、栄光に輝く神の右の座から立ち上がりました。
こうして、第三日目の聖なる朝が明け、その曙光が天の隅々に輝き始めました。