アダムの創造
ミケランジェロ・ブオナローティ〈アダムの創造〉
〈創世記 第2章〉
主なる神が地と天とを造られた時、地にはまだ野の木もなく、また野の草もはえていなかった。主なる神が地に雨を降らせず、また土を耕す人もなかったからである。
しかし地から泉がわきあがって土の全面を潤していた。主なる神は土のちりで人を造り、命の息をその鼻に吹きいれられた。そこで人は生きた者となった。主なる神は東のかた、エデンに一つの園を設けて、その造った人をそこに置かれた。
また主なる神は、見て美しく、食べるに良いすべての木を土からはえさせ、更に園の中央に命の木と、善悪を知る木とをはえさせられた。 また一つの川がエデンから流れ出て園を潤し、そこから分れて四つの川となった。
その第一の名はピソンといい、金のあるハビラの全地をめぐるもので、その地の金は良く、またそこはブドラクと、しまめのうとを産した。第二の川の名はギホンといい、クシの全地をめぐるもの。第三の川の名はヒデケルといい、アッスリヤの東を流れるもの。第四の川はユフラテである。
主なる神は人を連れて行ってエデンの園に置き、これを耕させ、これを守らせられた。主なる神はその人に命じて言われた、
「あなたは園のどの木からでも心のままに取って食べてよろしい。しかし善悪を知る木からは取って食べてはならない。それを取って食べると、きっと死ぬであろう」
- 光あれ
- アダムの創造
- エバの創造
- 原罪:へびの誘惑
- エデンの園追放
- カインとアベル
- アダムの系譜とノア
- ノアの箱舟と?
- 大洪水
- ノアの箱舟とハト
- ノアの燔祭(はんさい)
- ノアの泥酔
- バベルの塔
- アブラム、カナン、エジプトへ
- アブラムとロト
- サライとハガルとイシマエル
- 名はアブラハムに。契約と割礼
- 主と三人の使い
- ロトへの訪問
- ソドムとゴモラ
- ロトと近親相姦
- サラは、わたしの妹
- ハガルの追放
- ベエルシバ荒野のハガル
- イサクの犠牲
- サラの死と埋葬
- イサクの妻リベカ
- アブラハムの死
- ヤコブとエサウ
- イサクの妻リベカ2
- イサクの井戸
- イサクとアビメレク
- ヤコブの祝福
- ヤコブのはしご
- ヤコブ、レアとラケルに出会う
- ヤコブ 天使と戦う
- エサウとの再会
- シメオンによる虐殺
- ヨセフ売られる
- ヨセフの上着
- ポテパルの妻
- ヨセフの夢占い1
- ヨセフの夢占い2
- ヨセフと異母兄弟
- ヨセフ正体を明かす
- ヨセフとヤコブ