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神とその子ドレ〈神とその子〉失楽園

天使の階級を調査しました。9つの階級に分かれていますが、ガブリエル、ミカエル、ラファエル、ウリエル、および堕天使ルシファー以外については、キリスト教徒以外の人々には馴染みがないかもしれません。

以下では、9つの階級の天使について簡単に説明していきます。

1.熾天使(してんし:セラフィム)

「天使の階級」では最上位です。3対6枚の翼を持ち、2枚で頭を覆い、2枚で体を覆い、残りの2枚の翼で羽ばたきます。ヤハウェ神への愛と情熱により、体が燃えているため、熾天使と称されます。

熾=燃える、などの意

主な熾天使
天使長ミカエル、ウリエル、ルシファー(サタン)

2.智天使(ちてんし:ケルビム)

「天使の階級」では第2位に位置づけられる天使。創世記によると、主なる神はアダムとイブを追放した後、命の木への道を守るためにエデンの園の東に回転する炎の剣とともにケルビムを置いたといいます。

主な智天使
ガブリエル、堕天前のベルゼブブ

(エゼキエル書 第10章)
これがすなわちわたしがケバル川のほとりで、イスラエルの神の下に見たかの生きものである。わたしはそれがケルビムであることを知っていた。これにはおのおの四つの顔があり、おのおの四つの翼があり、また人の手のようなものがその翼の下にあった。その顔の形は、ケバル川のほとりでわたしが見たそのままの顔である。おのおのその前の方にまっすぐに行った。

3.座天使(ざてんし:スローンズ)

以下が修正された文章です:「天使の階級」では第3位に位置づけられる天使。日本正教会ではギリシャ語から"宝座"と訳されています。その名は「玉座」や「車輪」の意味であり、唯一神たる主の戦車を運ぶ者とされています。また、「意思の支配者(Lords of Will)」という別名も持ちます。

主な座天使
ラファエル(?)

4.主天使(しゅてんし:ドミニオン)

「天使の階級」では第4位に位置づけられる天使。名は「統治」「支配」の意味を持ちます。神の威光を示すため、様々な任務に従事します。また、そのシンボルは「笏(しゃく)」です。

天国と天使たちをみつめるダンテとベアトリーチェ:神曲神曲〈天国と天使たちをみつめるダンテとベアトリーチェ〉

5.力天使(りきてんし:ヴァーチュス)

「天使の階級」では第5位に位置づけられる天使で、名は「高潔」「美徳」を意味します。実現象としての奇跡を司り、それをもって英雄に勇気を授けます。

キリストが天に召される時に、付き添ったのも力天使たちであったといいます。 また、カインの誕生の際に産婆の役目も務めました。

6.能天使(のうてんし:パワーズ)

「天使の階級」では第6位に位置づけられる天使。神の掟を正しく実行に移す役割を担います。神に対する侮辱を償う方法も教えます。

7.権天使(ごんてんし:プリンシパリティーズ)

「けんてんし」とも読まれます。「天使の階級」では第7位に位置づけられる天使。国家およびその指導者層の守護を司ります。国家の興亡や悪霊からの保護も行います。

8.大天使(だいてんし:アークエンジェルズ)

「天使の階級」では第8位に位置づけられる天使。天使の中でも神意を体現する偉大な天使という意味で、大天使と呼ばれるようになりました。

しかし、厳密な位階が定義されているわけではなく、例えば神の御前に特別な居場所を持つ天使はたいてい大天使と解釈されます。ガブリエル、ミカエル、ラファエルは一般的に3大天使とされます。ウリエルを加えると、4大天使になります。

また、「ファウスト」で有名なサタンの代役をも務める地獄の七大君主の一人であるメフィストフェレスも、堕落する前は大天使の位にありました。

9.天使(てんし:エンジェルズ)

「天使の階級」では第9位に位置づけられる天使。名前のない大勢の天使たちです。

天使の9階級[まとめ]

天使の階級は9つに分かれています。

上の階から順に、熾天使(してんし)、智天使(ちてんし)、座天使(ざてんし)、主天使(しゅてんし)、力天使(りきてんし)、能天使(のうてんし)、権天使(ごんてんし)、大天使(だいてんし)、天使(てんし)です。

ただし、ガブリエル、ミカエル、ラファエル、ウリエル、および堕天使ルシファー以外について、どの天使がどの階級に属するのか、キリスト教徒以外の人々にはよく理解されていないかもしれません。