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イサクの井戸〈イサクの井戸〉

〈創世記 第26章-2〉

イサクはその地に種をまいて、その年に100倍の収穫を得た。

このように主が彼を祝福されたので、彼は富み、またますます栄えて非常に裕福になり、羊の群れ、牛の群れ及び多くのしもべを持つようになったので、ペリシテびとは彼をねたんだ。またペリシテびとは彼の父アブラハムの時に、父のしもべたちが掘ったすべての井戸をふさぎ、土で埋めた。

アビメレクはイサクに言った、
「あなたはわれわれよりも、はるかに強くなられたから、われわれの所を去ってください」

イサクはそこを去り、ゲラルの谷に天幕を張ってその所に住んだ。

そしてイサクは父アブラハムの時に人々の掘った水の井戸を再び掘った。アブラハムの死後、ペリシテびとがふさいだからである。イサクは父がつけた名にしたがってそれらに名をつけた。

しかしイサクのしもべたちが谷の中を掘って、そこにわき出る水の井戸を見つけたとき、ゲラルの羊飼たちは、「この水はわれわれのものだ」と言って、イサクの羊飼たちと争ったので、イサクはその井戸の名をエセクと名づけた。彼らが彼と争ったからである。

彼らはまた一つの井戸を掘ったが、これをも争ったので、名をシテナと名づけた。

イサクはそこから移ってまた一つの井戸を掘ったが、彼らはこれを争わなかったので、その名をレホボテ(広々としたところ)と名づけて言った、「いま主がわれわれの場所を広げられたから、われわれはこの地にふえるであろう」